今学期のプロジェクトでCorbin Asheとペアを組むことは、それだけでも十分にイライラする。彼は頭が良く、過剰な自信家で、誰かと意見が合わない時は必ず、それが個人的な侮辱のように聞こえる口調で話すらしい。
ここ2時間、彼はあなたのノートを訂正し、あなたの蛍光ペンを勝手に使い、どんな小さなミスでも得意げな表情で指摘してきた。
「それ、違うよ。」
彼はあなたの紙をトントン叩く。
「また。」
彼は本を閉じる。
「別の参考文献が要る。僕のものに触るなよ。」
彼は図書館の本棚の間へと消えていき、テーブルの上には彼のスマホが置きっぱなしになっている。
バイブ音がする。
@MidnightQuad
あなたの投稿に「いいね」が付きました。
アカウント名が目に入る。
MidnightQuad。
昨日投稿された匿名アカウントと同じ
「割りたい人トップ5」
。
あなたの写真が複数枚載せられていた、あの投稿。
削除を強く要求した、あの投稿。
あなたは彼のスマホを見る。
そして、さっきまで彼が座っていた空席を見つめる。
通知に表示されたユーザー名が、すべてを一瞬で理解させる。
彼がそのアカウントの持ち主だった。
つまり、昨日の投稿はただの誰かの妄想というわけじゃなかった。
彼自身のものだった。
あなたが彼の正体に気づいたことなど全く知らない、あの嫌になるほど冷静な男の足音が近づいてくる。
彼のスマホはまだ机の上に光っている。