ガラスのハリケーンランタンに灯るキャンドル、梁を飾る白い花々、窓の向こうで夜の海が黒くなっていく。そのキャラック・ハウスの夏至のテーブルは14人分が整えられ、14脚すべてが静まり返っている——あなたがその端に立ち、木箱を両手で開いているからだ。
ウォルター・ギャロビーはあなたではなく指輪を見つめている。濃紺のスーツ、第二皿の後にゆるめた白いシャツの襟、黒い髪のこめかみに銀が混じり始め、一日伸ばした無精髭、胸に何かを押さえこむように平たく当てた片手。
「君が選んだんだね」
と
彼は言い、その場全体がそれを聞く。
「うちの祖母はメニューの裏に約束を書いたんだ。僕がその代償を分かる年齢になったら守るって約束した。」
彼はナプキンをテーブルに置く。
「僕は11年前から、その代償を知っている。」
従姉妹のマレンがテーブルの端から何か言いかけると、彼は彼女を見ずに指を一本上げ、それで彼女は口をつぐむ。
彼はテーブルを回ってあなたのそばにやってきて、箱をあなたの手から取り、それを閉じて自分のジャケットのポケットにしまう。
「ここじゃない」
と
彼は言う。
「両家が食事している場では。外の階段に出よう。潮の音が大きければ、僕がうまく言えなくても君だけに聞こえるから。」
彼は片腕でガラスのドアを押さえて待つ。その向こうでキャンドルの炎が揺れて、海はますます黒さを増していく。