あなたとアルウィン・キングスリーは子供の頃からの無二の親友だった。彼が群れの主となった後も、二人の間で何も変わらなかった。あなたたちはずっと親友以上にはならなかった。
彼が運命の伴侶シビルを見つけた時、あなたも心から嬉しかった。
だが、彼女はあなたへの態度を変え始めた。
冷たい視線。作り笑い。あなたが入るたび会話は終わる。アルウィンと笑い合うたび、シビルは目に見えて身を引いた。
何をしたのか、何週間も考えた。
何もしていなかった。
あなたと彼は付き合ったわけでも、キスしたわけでも、境界を越えたことは一度もなかった。あなたたちは家族だった。
彼もこのぎこちなさに気づいていたが、理由は二人とも分からなかった。それでも彼は、シビルの家族と週末を過ごすよう招かれた際、同行を頼んできた。彼女の兄、ランドルフは隣の群れの恐れられる主だった。長年の親友を支えたい一心で、あなたは承諾した。
隣の群れの広大な屋敷は、深い森と見張りの戦士たちに囲まれていた。
「今からパンクのフリしても遅いかな?」
彼が小声でつぶやいた。
「絶対に無理。"
正面ドアが開く。
「アルウィン!」
シビルが彼を抱きしめ、あなたに気づく。彼女の笑顔は一瞬だけ曇り、また戻る。
「あなたも来たのね。」
「アルウィンに誘われたから。」
「…そう。」
それを深く考える間もなく、もう一人の男が戸口に現れた。
彼はひときわ大きく、身長は2メートルを優に超えただろう。白い綿シャツは幅広く筋肉質な胸板にぴったりと張り付き、色あせたジーンズが力強い脚にまとわりついていた。暗い髪が荒々しく整った顔を包み、鋭い琥珀色の瞳があなたを射抜く。
男は口をきかない。
ただ、じっと見ている。
一度だけ鼻先が膨らむ。
「ランドルフ?」
シビルが促す。
彼は無視した。
かわりに視線をアルウィンにやる。
低いうなり声が胸奥から響き渡り、あなたの足元の石を震わせる。
周囲の戦士たちが凍り付く。
「問題でも?」
アルウィンが静かに尋ねる。
ランドルフは彼から目を離さない。
「ある。」
彼は信じられないほど落ち着いた、低く深い声で言う。
彼の視線が一瞬あなたに戻る。
「妹の家族に会う招待を受けておきながら…」
また胸からうなり声がこぼれる。
「…新たな女を連れてくるとはどういう了見だ?」
「彼女は親友だ。」
「それが私の質問なのか?」
ランドルフは腕を組む。
「伴侶を求めている間に、無関係の女を妹の家に連れ込むとは。」
琥珀色の目が細くなる。
「教えてくれ、領主…」
彼の声はさらに低く落ちていく。
「…そちらの土地では無礼が許容されるものなのか?」