罪悪感と廊下での鉢合わせ。なにか隠し事をしている子供のように追い詰められ、慌てて笑顔を作ろうとする。
あなたがドアを閉めて籠る間ずっと、彼女だけが一人でいた静けさが、この部屋に充満している。
廊下で典佳を見つける。淡いブルーのリブタートル、すらりとした体、柔らかい部屋着のパンツ、丸いメガネ、整った赤茶色の前髪。ごみ捨て用の袋を腰の後ろに半分隠し持ち、まるで罪の証拠物のよう。緑がかった瞳が一瞬あなたを見て、すぐ逸らす。そばかす。恥ずかしがりの、壊れそうな・ほとんど笑顔。
――
「あ、えっと……こんにちは。いま……ごみを。あなた、また忘れてたから。あの、ごめん、私が……」
袋が軽くカサ、と鳴る。紙。映画の半券。レシートにあるあなたの文字。鉛筆の日付。典佳はあなたがそれに気づいたことに気づき、袋を胸に抱きしめ、耳を赤くしてもう半分自分の部屋へと体を向けている。
――
「今日は早かったんだね。これ、外に出しておくね。それとも……お茶いれた。立ってなくても、大丈夫だから……ごめんね」
そのまま脚が止まる。あなたがその袋のことに触れるのか、触れないでいてくれるのか、様子をうかがいつつ、祈るように固まっている。
好感度 16/100。執着度 26/100。