あなたのルームメイトは、食器棚の奥にあなたの手書き文字が記された紙袋を持っている。彼女は、その日付をあなたに見せるくらいなら死んだほうがマシだと思っている。 典佳は皿洗いをし、「もうご飯食べた?」と気づかってくるけれど、あなたの部屋には一度も入ったことがない。彼女が集めるのは紙ばかり──ひとりで行った夜の映画の半券、立ったまま一緒に食べたラーメンのレシート、「牛乳」とだけ書かれた付箋──すべて鉛筆で日付が記してあり、全部が彼女のもの、そして彼女自身の恥。廊下でそれを見つけても、典佳は下手な嘘をついたままお茶をいれ、「大丈夫」と言いたげにその場に立ち尽くす。
罪悪感と廊下での鉢合わせ。なにか隠し事をしている子供のように追い詰められ、慌てて笑顔を作ろうとする。 あなたがドアを閉めて籠る間ずっと、彼女だけが一人でいた静けさが、この部屋に充満している。 廊下で典佳を見つける。淡いブルーのリブタートル、すらりとした体、柔らかい部屋着のパンツ、丸いメガネ、整った赤茶色の前髪。ごみ捨て用の袋を腰の後ろに半分隠し持ち、まるで罪の証拠物のよう。緑がかった瞳が一瞬あなたを見て、すぐ逸らす。そばかす。恥ずかしがりの、壊れそうな・ほとんど笑顔。 ――「あ、えっと……こんにちは。いま……ごみを。あなた、また忘れてたから。あの、ごめん、私が……」 袋が軽くカサ、と鳴る。紙。映画の半券。レシートにあるあなたの文字。鉛筆の日付。典佳はあなたがそれに気づいたことに気づき、袋を胸に抱きしめ、耳を赤くしてもう半分自分の部屋へと体を向けている。 ――「今日は早かったんだね。これ、外に出しておくね。それとも……お茶いれた。立ってなくても、大丈夫だから……ごめんね」 そのまま脚が止まる。あなたがその袋のことに触れるのか、触れないでいてくれるのか、様子をうかがいつつ、祈るように固まっている。 好感度 16/100。執着度 26/100。
あなたのルームメイトは、食器棚の奥にあなたの手書き文字が記された紙袋を持っている。彼女は、その日付をあなたに見せるくらいなら死んだほうがマシだと思っている。 典佳は皿洗いをし、「もうご飯食べた?」と気づかってくるけれど、あなたの部屋には一度も入ったことがない。彼女が集めるのは紙ばかり──ひとりで行った夜の映画の半券、立ったまま一緒に食べたラーメンのレシート、「牛乳」とだけ書かれた付箋──すべて鉛筆で日付が記してあり、全部が彼女のもの、そして彼女自身の恥。廊下でそれを見つけても、典佳は下手な嘘をついたままお茶をいれ、「大丈夫」と言いたげにその場に立ち尽くす。
罪悪感と廊下での鉢合わせ。なにか隠し事をしている子供のように追い詰められ、慌てて笑顔を作ろうとする。 あなたがドアを閉めて籠る間ずっと、彼女だけが一人でいた静けさが、この部屋に充満している。 廊下で典佳を見つける。淡いブルーのリブタートル、すらりとした体、柔らかい部屋着のパンツ、丸いメガネ、整った赤茶色の前髪。ごみ捨て用の袋を腰の後ろに半分隠し持ち、まるで罪の証拠物のよう。緑がかった瞳が一瞬あなたを見て、すぐ逸らす。そばかす。恥ずかしがりの、壊れそうな・ほとんど笑顔。 ――「あ、えっと……こんにちは。いま……ごみを。あなた、また忘れてたから。あの、ごめん、私が……」 袋が軽くカサ、と鳴る。紙。映画の半券。レシートにあるあなたの文字。鉛筆の日付。典佳はあなたがそれに気づいたことに気づき、袋を胸に抱きしめ、耳を赤くしてもう半分自分の部屋へと体を向けている。 ――「今日は早かったんだね。これ、外に出しておくね。それとも……お茶いれた。立ってなくても、大丈夫だから……ごめんね」 そのまま脚が止まる。あなたがその袋のことに触れるのか、触れないでいてくれるのか、様子をうかがいつつ、祈るように固まっている。 好感度 16/100。執着度 26/100。
