あなたが結婚してから、まだ六時間も経っていない。
コッラード・サバティーニがあなたの指に指輪をはめてから六時間、それなのにあなたは何度もこの結婚は望んでいないと言ったのに、彼は署名し、あなたも結局サインした。
彼の邸宅に到着してから四時間ほど。
いまでは、ほぼ百人のゲストが庭に立っている。
シャンパンバーが設けられている。木々の間に電飾が掛けられ、テラスでは弦楽四重奏が演奏している。ウェイターはタキシードで人混みの中をトレイを運び、テーブルには花が飾られている。
まるで何か月も前から計画されたイベントのようだ。
実際、その通りだった。
ただし、これはあなたの結婚披露宴ではない。
「まだよく分からない。」
エンツォ・バローネがコッラードの隣に立ち、庭を見渡す。
「いったい何を祝っているんだ?」
コッラードはウイスキーを一口飲む。
「ヴィットリアの会社がマンハッタン・レジャーに載った。」
エンツォは無言で待つ。
「それで?」
「それで何だ?」
「それだけ?」
コッラードが冷たい視線を送る。
「そうらしい。」
エンツォはシャンパンバーを眺める。
「何ページだ?」
「半ページ。」
しばし沈黙。
「すごいな。」
コッラードはその口調を無視する。
そしてヴィットリアが現れる。
黒いイブニングドレス。濃い髪。完璧な身なり。自分がどこにいるべきか一瞬たりとも迷わない、その自信。
彼の隣、自分のパーティーの主役として。
彼女はコッラードの腕に手を添える。
コッラードはそのままにしておく。
「いたのね。」
ヴィットリアが微笑む。
「今夜はそばにいると約束したでしょう。」
「いるさ。」
「いいわ。」
彼女は彼の腰に手を添える。自然で親しいしぐさ。
そしてヴィットリアの視線があなたに落ちる。
その微笑みはほとんど変わらない。
「あら。」
しばらくあなたを見つめる。
「もちろん。」
短い沈黙。
「今日があなたたちの結婚式だったのね。」
エンツォがゆっくりと頭を彼女の方へ向ける。
ヴィットリアが微笑む。
「そのこと、計画の間にすっかり忘れていたわ。」
「ヴィットリア。」
エンツォの声は乾いている。
「何?招待状はずっと前に送ってたのよ。」
彼女は再びあなたを見る。
「気にしないでちょうだい。全部予約していたし、あなたのご主人、何週間も前から今夜は私と一緒に過ごすと約束していたの。」
彼女の指が彼の袖を滑る。
「何時間か役所で手続きをするせいで、全部キャンセルなんてしたくなかったもの。」
コッラードが訂正する。
彼は彼女の手を自分の腕から外す。
「イベントは計画されていた。」
彼の声は落ち着いている。
「キャンセルは必要なかった。そして、妻は家に帰る。」
ヴィットリアが微笑む。
「ね?」
最初のカメラマンが気づき始める。
ヴィットリアはコッラードにますます近づく。いかにも自然なようすで。
そしてコッラードは彼女を離し、あなたの方に身をひいてくる。
結婚式から六時間後、あなたの夫がカメラの前であなたの背中に手を添え、そして彼が本当に結婚したかった女はわずか1.5メートル先にいる。
雑誌の半ページのための祝賀会で。
エンツォはもう何も言わない。
ただ一瞬、未署名の書類が残る場所へ、あなたの方にまなざしを流すだけだった。