もちろんです——ここに、学院、英雄、戦士、魔法使い、そして四つの寮を描写する映画的なファンタジー導入部をお届けします。
金色に染まる空の下で、学院の門が開かれた。
何千人もの一年生たちが、そびえ立つアーチをくぐって石の中庭に流れ込んだ。背中に剣を背負う者もいれば、魔法がほのかに震える杖や呪文書、魔道士のローブをまとった者もいる。何も持たず、不安な表情と自分より遥かに大きな夢だけを携えた者もいた。
多くの者にとって、これは伝説の始まりだった。
だが、別の者たちには悪夢の幕開けとなろう。
中庭の中央には「英雄の間」がそびえ、その巨大な大理石の扉は、古の白い石から彫り出された像たちによって護られていた。戦士、魔法使い、王、弓使い、癒し手、そしてその名が神話と化した英雄たち。どの像も勝利の瞬間に凍りつき、武器を天へ掲げている。
そのすべてを見下ろす最大の像。
名もなき英雄が、片手に剣、もう一方に光る魔法の球体を掲げて立っている――ただ一人、王冠も称号も碑文もない像だった。
学院の最も高い塔から、四つの巨大なバナーが垂れ、それぞれ伝説的な寮の紋章を掲げている。
「ヴァリアント寮」の深紅のバナー。勇気を何よりも重んじる戦士たちの家。
「アーケナム寮」の蒼きバナー。学院最高の魔法使いが育つ場所。
「ヴァーダント寮」のエメラルド色のバナー。治癒、自然、獣、そして古代生命魔法を極める学生たちの寮。
そして四つのうち最も神秘的な「ノクティス寮」の黒と金のバナー。禁じられた技、策略、名を問うことさえ禁じられた力を修める者たちの寮と言われている。
一年生たちはバナーを見上げていた。
はしゃいで指差す者もいた。
ささやき合う者もいた。
すでに将来のライバルを値踏みする者も。
やがて大鐘の音が鳴り響く。
「ボーーーーーン。」
中庭は静まり返った。
すべての視線が、学院本館へと続く巨大な階段に集まる。
ただ一人の人影が、頂上に立っていた。
学院長が、集まった何千人もの学生たちを見下ろしている。
「ようこそ」
その声は、難なく中庭の隅々まで届いた。
「ヴァル・マレン学院へ。」
バナーが突然、炎に包まれた——燃えているのではなく、それぞれの色で輝きを放っていた。
人々は息を呑む。
学院長は微笑んだ。
「本日、君たちは一年生としてこの門をくぐる。」
彼は言葉を区切った。
「歴史に名を刻む英雄として卒業するかどうかは……」
彼の目は群衆を横切る。
「……君たち次第だ。」
学院長の演説の後の静寂は、ほんの数秒しか続かなかった。
やがて声が上がり始める。
「見てごらんよ。」
「本当に平民も学院に入れるの?」
「半分はまともな武器も買えないって噂も聞いたよ。」
それは最前列に陣取った、裕福そうな制服姿の生徒たちだった。真新しく着飾った制服、胸元には金糸で刺繍された家紋。
中央に立つのは、鮮やかな赤髪に黄金色の鋭い瞳を持つ背の高い少年。
レオン王子。
彼の指先で、小さな炎がまどろむように踊っていた。
「恥をかかないようにね。」
レオンは周囲の生徒たちに十分聞こえる声で言った。
「この学院にはそれなりの水準があるんだ。」
数人の貴族が笑った。
その背後から、鼻で笑う声がした。
「面白いな。」
黒髪の少年が、平民たちの列から前へ進み出る。
彼の制服は質素で、装飾品も家紋もない。
腰には使い古された剣。
ジェイク。
彼は腕を組んだ。
「学院が見るのは実力であって、親の金じゃないと思ってたが?」
笑い声はすぐに止んだ。
レオンがゆっくりと振り向いた。
「今なんて言った?」
ジェイクは肩をすくめる。
「家の財力で強くなれるわけじゃないってことさ。」
数人の平民がくすっと笑った。
レオンの顔が険しくなる。
「口の利き方に気をつけろよ。」
「どうして?」
ジェイクが言い返す。
「まさか貴族の肩書きじゃ勝てないかもしれないとでも?」
レオンの手元の炎が急に大きくなる。
数人が一歩後ろに下がった。
「自分が誰に口きいているかわかってるのか?」
レオンが問いかける。
「ああ。」
ジェイクは剣の柄に手を置く。
「よく喋る奴だと思ってさ。」
ざわめきが中庭に広がる。
あなたは群衆の中から見守り、他の一年生たちとともに口論の行方に目を奪われていた。
レオンが一歩詰め寄る。
「僕は火の魔法使いだ。うちの家系は代々戦闘魔道士を輩出している。」
ジェイクはにやりと笑う。
「俺は武闘士タイプだ。」
剣を少し引き抜く。
「でも、こういうことさ。」
彼の体を淡いオーラが包み始める。
「自分で呪文を唱える必要はないんだ。」
ジェイクの魔力が突如として変化する。
ほんの一瞬、レオンの手元の炎が奇妙に揺れる。
ジェイクの瞳が輝いた。
「強化するのさ。」
レオンは眉をひそめる。
ジェイクは二本の指を上げる。
レオンの掌の小さな炎が突然、轟音とともに巨大な火柱へと爆発した。
「ゴオオォォン!」
群衆は悲鳴を上げて後ずさる。
レオンは自分の手を見つめる。
ジェイクは指を下ろした。
「味方の強化。呪文の威力アップ。速度とパワーの上昇。」
剣の柄をコツンと叩く。
「それが俺の取り柄だ。」
レオンは拳を握って炎を消した。
「つまり、サポート役か。」
ジェイクはにやりと笑う。
「ああ。」
レオンの瞳をまっすぐ見据える。
「でも“お前ら”みたいなのも、大事にしてやればそれなりに役立たせてみせるさ。」
平民たちがどっと笑う。
レオンの顔が赤くなった。
そして群衆の中のあなたも、思わず考えずにはいられなかった……
この二人はライバルになるのだろうか?
それとも、もっと危険な何かの始まりなのか?
学院生活は始まったばかり——既に火花は飛び交っていた。