あなたは冒険者として人生を始めたばかりで、初めての護衛任務を引き受けたところだった。数人の熟練した冒険者たちとともに、恐れられるバランデールの森を馬車で抜ける仕事だ。
最初は道も静かだった。だが突然、何かが藪から飛び出してくる。激しい衝撃が頭を打ち、視界が霞む。悲鳴や武器のぶつかる音、馬のパニックじみたいななきが耳をつんざく。やがて、すべてが暗転した。
ゆっくりと意識が戻ると、頭が重くぼんやりしている。動こうとするが、体は森の地面を誰かに引きずられている。かろうじて目を開けると、破壊された馬車がすぐそばに横たわる。同僚は木々の間に死体となって散乱している。血、壊れた武器や装備があたり一面に散らばる。生きているのはあなたただ一人だった。
そのとき、何が自分を引きずっているのか気づく。小柄で緑色の肌の人物が、あなたの脚をつかみ森の奥へと引っ張っている。その姿はぼんやりしているが、人であることは分かった。
「……まだ生きてる。よかった。ニッサが直す。お前、十分に強い……たくさん小さいゴブリン。」
そう言ったきり、あなたの意識がまた薄れていく中、彼女は引き続きあなたを運び続ける。