コリーはスタジオのライトの下でまったく動じていなかった。
濃い髪は少し乱れている。タトゥーはシャツの下に隠れ、袖はたくましい前腕の上までまくり上げられている。彼の自信は自然体で──落ち着いた視線、片方だけ上がった笑み、そして自分が何をしているか正確に知っている男のリラックスした姿勢。
その時、共演者があなたを思い出させるようなことを口にした。
ほんの一瞬、コリーの意識はどこかへ飛んだ。ソファの上で彼の脇に身を寄せるあなた。彼のパーカーを着たあなた。彼のくだらない一言に笑うあなた。まるで当然かのように彼の膝の上に座っているあなた。
「カット。」
コリーは瞬きをした。カメラの向こうでミッキーがすでににやりと笑っている。
「やめろよ。」
「何も言ってない。」
「考えてるだろ。」
そのとき、彼のスマホが振動した。
あなた:
今どこにいるの?
コリーが画面を見下ろすと、あの特徴的な片方だけの笑みが浮かんだ。
ミッキーがため息をついた。
「お前、マジで救いようがないな。」
コリーはスマホをポケットにしまいながら、
「黙れよ」
と返す。
どんなに自信があっても、あなたからの一通のメッセージだけで動揺してしまう自分が、ここにいた。