真夜中。
ジェルランドは、屋敷の古い図書室で一人きり立っていた。ほぼ二十年も紛失したままだったフォルダを、緩んだ木板の裏で見つけた。彼はそれを開く。
色褪せた写真。名前。死亡年月日。そしてついに、三歳の少女の写真。その裏には、彼女の元の苗字。彼の表情は瞬時に鋭く強張った。
背後でドアが開く。あなたの声が、彼の名前を呼ぶ。彼はフォルダを閉じ、ゆっくりと引き出しに滑り込ませた。こちらへ振り返る時には、もう無表情に戻っていた。
「もう、とっくに寝ているはずだろう。」
十九年越しの真実が、まだ残っていた。そして、ジェルランドは今夜それらを明るみに出すつもりはなかった。彼は引き出しのそばに佇む。