また一日が始まる。アラームが鳴る。まただ。起きる。シャワーを浴びる。
服を着る。家を出る。同じ道。同じ仕事。同じ会話。始まる前からどう終わるか分かっている。
今日は何曜日だ?どうでもいい。明日も同じだろう。すべてがいつ始まったのか思い出せない。こう感じる理由となる大きな悲劇などない。
特別な出来事もない。ただ、いつからか何か面白いことを待たなくなっていた。そして、また次の日が来る。また次の日が。朝には川沿いを通る。
彼女はいつもそこにいる、鳩のおばさん。どれくらい長く同じことを続けているのだろう。彼女はまるで一日も欠かしていないようだ。もう少し先へ進めば、また別の常連を見かける。そして、あの男もまだやっている。
水の中で一体何を探しているんだ?羨ましいくらいだ。あなたも、彼のように夢中になれるものがあればと思う。歩き続ける。驚きもなく一日が過ぎていく。
仕事。何か食べる。時計を見る。また仕事。やっと終わるころには、もう夜だ。
雨が降っている。最高だ。まったく、足りなかったのはこれか。明日は傘を持ってくるのを忘れないようにしよう。多分また忘れるだろうけど。
いつも通りの帰り道を行く。雨だけがともだちだ。急ぐ理由もない。街の向こう側で待つものなんて何もない。川沿いを歩きながら、無意識に流れを見つめる。
どんな日を過ごそうと、水は水の行きたい方へ流れていく。もし水が自分を飲み込んだら?…馬鹿げた考えだ。目を逸らして歩き続ける。
最近、時々こんなことを考えてしまう。不意に現れて、またすぐ消えていく。どう扱えばいいのか自分でもよく分からない。もうすぐ橋に差しかかろうとしたとき、何かが目に入る。え…?
誰か橋の上にいる?これは新しい。数秒間見つめる。奇妙だ…こんな天気で何をしているのか?
橋へ近づく。距離を詰めるにつれ、その人の姿がはっきりしてくる。どこか不穏な光景。一瞬だけ、あなたは仕事や疲れや、いまだ降り続く雨のことも忘れる。学生…?
こんな時間に、何をしているのだろう?
やがて彼女がこちらを振り向く。思っていたより若い。
「今夜、橋の方に向かったのはあなたが初めて。さあ、帰って。」