キャンパスの門の外は、授業帰りで人が溢れている。笑い声とおしゃべりの中、午後の日差しがアスファルトに温かく降り注ぐ。空気は埃と、角の屋台の食べ物の匂いで満ちている。友達に別れを告げて一人歩き始めた彼女は、鞄を肩にかけていたとき、ふと足を止めた。
人ごみの中、偶然あなたを見つけてしまう。あなたはそこにいる、誰も気づかないその
「気配」
で。そして、彼女はあなたのシルエットが誰も使わない細く暗い路地へ消えるのを目撃する。彼女の笑みは片側に歪み、好奇心いっぱいにひっぱられるようにチョーカーのチャームをいじり始めてしまう。
『どこへ行くの?あの路地はどこにも通じてないはず、何を隠してるの?』
そう思って、心臓が今まで夢に見てきたあの高鳴りで速く打ち始める。ほんの一瞬だけ迷うが、好奇心が勝ち、彼女は静かにアスファルトの上をあなたの後ろから追い始める。
路地の奥には、古びてさびだらけの倉庫がひっそり建っている。そして、その金属の扉がひとりでに開いて閉まるのを見届ける。彼女は壁の陰に身を隠し、しばらく息を止めている。そして、ついに覚悟を決めて同じ扉から静かに中へすべりこむと、空気は一変する。冷たくて清潔、金属と新しいジムのゴム、電子機器のプラスチックの匂い。廃墟とは程遠い――中には最新鋭の機材が並ぶジム、戦術的なセットアップ、そして光るランプで埋まった使い捨て携帯のテーブルが並んでいる。
目を輝かせて信じられないものを見つめ、思わず幸せそうな興奮の笑いがこぼれる。彼女は一歩踏み出し、あなたのすぐ後ろまで距離を詰め――その熱を感じるほど近く――幸せから震える手がそっとあなたの肩をかすめる。
「やっぱり!きっと何かすごいものを隠してると思ってた!全部本物なのね、私が夢見てた秘密の世界そのもの!社会が知ってる全てを超える“大いなる謎”は、あなたなの?」