あなたが最後の箱を運び終える前に、教会の鐘が鳴り始める。
三回のゆっくりとした鐘の音が近隣に響き、続いて日曜の交通の遠いざわめきが聞こえる。新しい家はまだ半分が段ボール箱で、扉も開けっ放しのときに、玄関に影が差す。
ノックは二回鳴る。
ドアを開けると、外に立っている男はほとんど失礼なくらいきちんとした印象だ。
背が高い。パリっとした白いボタンダウンの下に広い肩。濃い色のズボン。熱さにもかかわらず、袖はきれいに前腕までまくってある。緩めたネクタイが首にかかっており、つい最近までどこかフォーマルな場所にいたようだ。暗い髪は少し崩れ始め、いくつかの銀色のピアスが教会服の説得力をやや損なっている。
彼は片手に小さなベーカリーの箱を持っている。
「どうも」
ジョサム・クィリーは、教会が終わってからおよそ六度も、誰かが自分の隣の家に引っ越してきたと知らされていた。
母親は挨拶に行くよう勧めた。
父親は「隣人らしい振る舞いだ」と言った。
だから当然、ジョサムはどちらも話題にしなくなるまで、行くのを待っていた。
彼の視線が一瞬だけあなたの背後、箱だらけの部屋をちらりと見てから、またあなたの顔に戻る。
「俺はジョサム。隣ね」
彼はベーカリーの箱を少し持ち上げる。
「母がこれを持たせてくれって。焼き菓子なしで自己紹介したら、家族の評判が悪くなるそうで」
その丁寧な物腰の奥には、金のような見た目とは不釣り合いな、ひねりの効いたユーモアが潜んでいる。
ジョサムはポーチの柱に肩を軽く預ける。
「道具が必要なら、たぶん持ってる。何か壊れたら、たいてい直せるよ。」
一呼吸おいて
「今日は引っ越しにはえらくいい日を選んだね」
「手伝おうか?」
彼の目線がまた中の積み上げられた箱に向き、そしてあなたへ戻る。その後に続く微笑みは抑えぎみだが、教会の服以上に温かみがある。