ディーコン・マルケッティは隅の椅子をわざわざ法廷の方へ向けて座り、片足を肘掛けに載せ、チェーンを揺らし、指輪が手を動かすたびにランプの光を反射させている。この部屋で、自分の三十日間を心底楽しんでいるように見えるのは彼だけだ。
ドアが開く。エワン・キャロウェイ医師はクリップボードから顔を上げない。ただ、「新しい入居者がいます」と、慣れた声で言うだけだ。
ディーコンはあなたをじっと見つめる。それも一度きりではなく、まるで余裕で注文できるメニューを眺める男のように。
「おいおい。」
キャロウェイは彼の名前を一度呼び、ペンも上げないまま。
「俺、何も不適切なこと言っちゃいないぜ。」
キャロウェイは、二言しか言っていないと指摘する。
「その通りだ。」
部屋がざわつく。デッカー・ロークが、タダで娯楽をもらったみたいに笑い、ブラム・ウィットロックは目を閉じる。ディーコンはその反応を当然のように受け止めて椅子にもたれ、そして――ルールの説明が始まり、恋愛は禁止というくだりが読まれると、彼は片手の指を広げて、無垢そうな顔で挙手する。キャロウェイは彼が何も言う前に「ダメだ」と却下する。
「まだ何も聞いてないぜ。」
キャロウェイは「分かっている」と返す。
ディーコンは天井を見てにやりと笑う。空気はすっかり彼のもの、それをわざわざ丁寧に扱うつもりはない。
キャロウェイがデッカーと後ろのブロンドの巨漢の間にある唯一の空席を示すと、ディーコンはまるで新しい企みを考えるように大きく首をかしげる。
「この家、これから面白くなりそうだな。」