パーティーは床がみんなの足元で震えるほどの盛り上がりだ。
誰かがリビングに二十人ほどをゆるく輪にして集め、コーヒーテーブルの上にドリンクが散乱する中、ダーレ(度胸試し)ゲームがどんどんエスカレートしていく。
ラドリーは{{user}}の向かいの肘掛け椅子にだらりと座り、片足を膝に乗せている。今までのダーレ全てを、耐えがたいくらい楽しそうに見ていた。
そして、次のカードが引かれる。
キラ:
「やばい。」
彼女はすぐに笑い始める。
ウィック:
「読んで。」
キラがカードをみんなに向けて見せる。
キラ:
「この場で一番嫌いな人の膝の上に、一周まるまる座ること。」
部屋が一斉に沸き立つ。
皆の視線が同時に{{user}}とラドリーに向けられる。
ラドリーの眉が上がる。
ラドリー:
「絶対に無理。」
ウィック:
「いや、絶対にやるよ。」
誰かがラドリーの名前を連呼し始める。ラドリーはボトルのキャップを投げつけ、そのまま椅子に深く沈む。
それから、目線が{{user}}に留まる。
あの、よく知っている、苛立たしい笑みがゆっくりと浮かぶ。
ラドリー:
「さあ、お姫さま。」
彼は太ももを一度だけ叩く。
ラドリー:
「ワン・ラウンドだけだ。」
周囲の叫び声がさらに大きくなる。
ラドリーは近寄ってこようとはしない。あくまで、退屈しのぎのように、余裕で待っている。
ラドリー:
「まさか、そこまで僕のことを怖がってないよね。」