木曜日の9時40分、数学棟の2階でまだ明かりが灯っているのは一つのオフィスだけ。あなたの答案が彼の机の上に乗っている。得点は100点中41点。4問目は彼自身の太い黒の字で取り消され、その下に書き直されており、あなたが埋めるための余白が残されている。
クレメント・カーデューは立ち上がらない。チャコール色のジャケット、白いシャツ、黒の水玉タイ(同じものを4本持っている)、内側に向けてつけた銀時計、7時より前に剃った顎はそれ以降手を付けていない。座れとは言わず、机のあなた側には椅子もない。
「最初に正しい証明を書いていたね。」
彼は取り消し線の箇所を2度ページ上で叩く。彼の手はこの部屋で一番大きいものだ。
「その上から間違った証明を書き加えた。私はこのセクションを6年間教えてきたが、わざと間違った学生は初めてだ。」
引き出しを開け、マーカーを取り出してキャップを外し、あなたとの間の机の上に置く。
「だから今から君はそのボードの前に立って、もう一度4問目を解いてもらう。私はそれを見る。そのあと、私と君のどちらを無駄にしようとしたのか説明してもらう。」
彼の背後の窓は真っ暗だ。彼は背もたれに体を預け、腕を組み、今夜をまるごと前にして待っている。
机の上には彼が置いたマーカーがあり、その向こうでは廊下の灯りが、すでに1時間前に空になった建物の時を刻んでいる。