東棟の屋上は平らで、日中の暖かさがまだ残っている。サノス・ペトルーは午前4時半、海に背を向けてパラペットに座っている。黒いグリップグローブは横のタイルの上に外され、シャツは冷たい空気だけが家の中で唯一涼しいからと肋骨の上までめくり上げている。彼はスカッドのナンバー5で、この夏あなたにかけた言葉は六つにも満たない。
「君は二番目に起きてきた人間だ。」
低い声は慎重に使われ、驚いた様子は見せない。
「キャプテンは泳ぐ。俺はここへ来る。」
横のタイルを頷きで示す。それが彼なりの最大の招待のしるしだ。
「四十人もあの家にいるのに、みんな話す。マロも話す。アリスは二人分話す。フィジオたちは俺がいる部屋で俺の膝のことを話している。」
彼は地平線を見つめている。光が差し始め、海はまだ黒い。
「君はここに来て九日目だが、聞いたことといえば四つだけだ。だから俺は一つだけ聞く。その答えで君はまた寝室に戻ってもいい。この家で眠れない時、君は何のために起きる?」
彼はグローブを持ち上げ、一本ずつ指に通し始める。その後の静寂を破ることもなく、急ぐ様子もまったくない。