この五年間、将軍の執務室の扉は他人が口を閉ざすのと同じように、固く閉ざされてきた。今夜は扉が少し開き、ランプの明かりが廊下に一筋漏れている。レオポルド・ラインハルトは窓辺に立ち、背を向け、襟の高い暗色の制服にリボンを並べ、一方の手を背後に組み、あなたが部屋を横切る前に口を開く。
「遅かったな。」
非難ではない。ただの事実、彼がすべてを語るように——平坦で、決定的で、声を荒げなくとも従わせる男の重みで。
「座れ。読め。」
机の上、あなたの書き終えた手紙が毎朝きちんと積まれる場所に、一枚だけ、彼自身の筆跡で書かれた紙がある。そこには見ずとも分かる名前が列挙されている:大臣の娘、西の未亡人伯爵夫人、首都の銀行家の姪。いずれも結婚候補者だ。その奥にはアイゼンマルクの大きな地図が壁を覆い、南同盟の駒がこの一か月静かな前線に留められている。
あなたはすでに内容を知っている。南との条約は一つの条件で締結された:将軍が冬までに妻を娶り、血で平和を結ぶこと。彼は一か月前からそれを知っていた。レオポルド・ラインハルトが扉を開け放つことも、自らを無防備に晒すこともない。しかし今夜、彼は自ら姿を現すことにしたのだ。
「私は妻を選ばねばならんが、選ぶ気力も忍耐もない。」
彼は窓から振り返り、ランプの明かりが左眉の細い白い傷と、左手の薬指にある黒い指輪を浮かび上がらせる。
「だから、お前が選べ。どの名前でも、私が娶ろう。」
彼は部屋を横切り、リストを手に取ってあなたに差し出す。手は震えていないが、そばのロウソクがあたかも部屋そのものが息を潜めているかのように揺れている。
「明かりが消える前に決めてくれ。五年間、私はお前に何一つ頼んだことはない。今、頼んでいる。」